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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第100回「ついに連載100回です!」

 

連日、東京ドームは満員。さすがイチローです/写真=Getty Images


欠陥住宅との闘い


 反響の大きさにびっくりしました。

 3月15日に放映されたテレビ番組『爆報! THE フライデー』です。新聞の番組欄には「元プロ野球監督のO」と書かれていたようですが、別に覆面をして匿名で出たわけじゃありませんよ。

 今回は野球ではなく、僕らのマイホーム、こういう言い方は悲しいですが、欠陥住宅の話です。以前、少しだけ書いたことがあったように思いますが、僕の家は、かなりひどいレベルの欠陥住宅で、裁判もしていました。それでも不本意ながら一応、解決の形となり、現在は建て直し中。すでに取り壊しも終わり、土台の完成間近となっています。

 僕ら家族は、もう過去のこととして新たなスタートを切っているわけですが、放送後の皆さんのコメント(僕のブログ「ズバリ! 大島くん」)を拝見していて、心境に新たなものが加わりました。やっぱり公表してよかったんだな、と。

 僕……いや僕らのように、一生に一度の大きな買い物であり、夢であるマイホームが欠陥住宅にならないように、そして、仮に欠陥住宅だったとしたら、それで泣き寝入りをしなければならない方々がいなくなるように、と強く願っています。

 僕の話を、これから家を建てる方々(家を購入される方々)には反面教師として見ていただいて構いませんし、家を建てる側の方々には、“自分たちが建てた家には、そこに住まう人々の大切な命があるということ”を再確認していただければ、と思っています。

 人間のすることですから、どんなに気を付けていても間違いは起こるときは起こるでしょう。起きたときに、それにどう向き合って、どう対処するか。そこで明暗が分かれるのだろうと思います。僕が“裁判までいこう”と決心した裏には、相手業者が自分たちの非は一切認めず、まるで非はこちらにあるという言い方までし、事実確認や検証すらもしようとしない姿勢にありました。

 僕らの苦い経験が、家を建てようとしている方と家を建てる会社がお互いに良い関係性を築き、欠陥のない家づくりのために役立ててもらえるならば、公表した意義があったのかなと思っています。

イチローは日本の誇り


 話が野球から大幅に逸れてしまいました。一気に戻しましょう!

 これからイチローが・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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