週刊ベースボールONLINE

冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第112回「青天のへきれきだった北海道移転」

 

2002年はいろいろ悩ましい1年でした


不思議な体験


 6月に入り、関東も梅雨入り。東京は、どんよりとした曇り空が続いています。なんだか太陽が恋しくなってきましたね。

 今回は、ちょっと不思議な現象の話から始めましょう。

 もともと僕は、そういうものには、ほとんど縁がないんですが(鈍感というわけではないですよ!)、実は先日、2回も続けて不思議なことがありました。

 怖い話ではなく、ほっこりとした話ですので、ご安心を。

 取材で行った札幌と仙台の夜に、それに遭遇しました。

 どこに行っても、どういう環境の中でも、あっという間にぐっすり眠り、途中で目が覚めることはほとんどない僕ですが(やっぱり鈍感なのかな……)、2晩とも不思議な感触で目が覚めました。

 僕の左手のあたりに、温かく柔らかいものが触れていたからです。その話をナオミさん(愛しの妻です)にすると、

「それ、祭(=12歳トイプードル♂)だよ! きっと会いに行ったんだよ」

 と言いました。

 そうかもしれないなあ……。

 以前一度書きましたが、祭の心臓が少し弱っており、そのことが心配でたまらない時期でした。僕の心配が祭に届き、安心させるためにかたわらに来てくれたんだなと、本当にそう思えました。

 科学的根拠なんて関係ありません。愛情や強い思いは不思議なことを起こすのです。僕はそう信じています。

 そういえば、最初の晩となった6月4日、札幌ドームでの日本ハム-ロッテ戦のスタンドを見ていて、しみじみ思ったことがあります。

「ああ、日本ハムは・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング