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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第126回「WBC編3 今回は少し毒を吐きます?」

 

アナハイムでの練習中、岩村明憲[当時ヤクルト]にトスを上げる僕。毎日必死でした


穏やかな心で?


 まず、野球と関係ない話からで失礼します。

 最近、朝起きた瞬間から寂しくてたまらなくなっています。

 祭(13歳トイプードル)がいなくなったからです。

 僕が目を覚ますのを待って、ガバッと飛び起きる祭を抱っこしてリビングへ運ぶ──。ここから毎日が始まっていました。

 寂しい、本当に寂しいです。

 でも、先日の朝は違いました。寝ている僕の顔のところで“ブルブル”ってする祭の音? 声? が確かにしたのです。祭は毎朝、僕が目を覚ますと、うれしそうに飛び起き、伸びをして、その後に“ブルブル”っとして、しっぽを振りながら僕の抱っこを待っていました。

 こんな経験は初めてです。

 あの子は、やっぱりここにいますね、絶対!

 悲しみは悲しみとして、消えるものではありませんけれど、毎日のいろいろなことの積み重ねで、いいのか、悪いのか分かりませんが、少しずつ薄れていくものでもあります。

 その後、ある朝、祭が旅立ってから、ずっとできなかったことを初めてやってみました。

 ずっと私が担当していた祭の朝ごはんとお水をあげました。ナオミさん(愛しの妻です)も「祭、喜んでるよ!」と、ニコニコうれしそうでした。

 祭は、いつものようにくるくる回っていたんでしょうか……。

 では、今回も2006年第1回WBCの話です。少々センチなスタートを切った回ながら、「ふざんけんな。バカヤロー!」と腹が立った話です。

 僕自身がじっくり読んだわけではないのですが、人づてに「今回のWBCのコーチは・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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