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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「西武の連覇もオリックス最下位も摩訶不思議?」

 

西武優勝の大きなカギとなったのはおかわり君の復調です


西武の打線に拍手!


 年に何度かの楽しみなのですが、ナオミさんと熱海温泉に来ています。天気もよく、海もきれいです! いつもいつも癒されています。

 とはいえ、昭和男は完全に仕事を忘れてとはなかなかいかない。休みの日でも大きな試合があれば見逃せません。まあ、仕事というと大げさですね。僕はスポーツ観戦が大好きで、暇さえあれば野球だけじゃなく、いろいろなスポーツの中継を見ています。最近、一番困ったのが、ボクシングの井上尚弥の世界タイトルマッチとプレミアの台湾戦が重なったときです。「当然、プレミアでしょ!」と突っ込むなかれ。はっきり言って、どちらも見たかったんです。しかも井上の試合は早いラウンドで決着することが多かったですからね。やむを得ず、チャンネルをガチャガチャ(死語?)しながら見てました。どちらか録画すれば、というかもしれませんが、スポーツはやっぱりライブが一番です。結果が分かったらつまらないですからね。

 この日も食事を終えて部屋に帰り、さあ、「プレミア12」を見よう! と気合を入れ……、まあ、そうは言いながらもお腹はいっぱいだし、温泉は入ったしで、ベッドに横になって見ようと思っていたら、いつの間にか夫婦そろって“ぐーすかぴー”で寝てしまいました。鈴木誠也がホームランを打って1点差まで追い上げたところまでは見ていたのですが、目が覚めたら試合終了です。ベットに横になった時点でアウトだったかもしれませんね。いやはや、残念。

 では、今回はパ・リーグの2019年を振り返ってみましょう。

 いきなりですが、西武の連覇は奇跡です。普通なら絶対あり得ないことです。だって、2年連続チーム防御率4点台ですよ! 1年だけなら、僕の日本ハム監督時代の01年に近鉄というチームがありましたが、西武は2年連続ですからね。野球はやっぱり投手。ここまで極端に打高投低のチームが2年連続優勝というのは、長いプロ野球の歴史の中でも例がないはずです。確かに・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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