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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「実戦形式は若手とベテランで、臨む態度が全然違う」

 

キャンプでは「いつバットを持つのか?」が話題になるほどだった落合博満。いえいえ、裏ではちゃんと打ち込んでますって


ケガさえしなけりゃ……


 沖縄のキャンプ視察から帰ってきました。中日広島日本ハム巨人ロッテの練習や試合を見てきましたが、この中にも今年は期待できそうなチームがたくさんあります。その話はまた来週からじっくりとお伝えするとして、今週は前回から一歩進んで、ちょうど今の時期の中心になる実戦形式の練習やオープン戦についての話をしていきましょう。

 評論家の見方としては、先週の話と同様、この時期の実戦形式では、投げた、打ったの結果が出たか出ないかを見ているわけでは、やはりありません。というのは、その練習やオープン戦に臨む気持ちというのが、選手の置かれている立場によって全然違うからです。

 まだチーム内での立場が確立されていない若手の選手は、とにかくまずアピール。目立つことを目標にします。僕も若いときはそうでした。練習でも、重いマスコットバットで打ったらバーンと打球が遠くへ飛びますから、もうそれでブルブル振っていました。コーチには、「おう、そこの若いの。ケガするからやめとけ」と言われましたけど、それでもやっていました。だってこっちは無名ですから。そこで目立つしかないじゃないですか。

 まあいずれにしても、若い選手は・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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