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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「開幕から1カ月経過。下位に沈むチームには難しい局面が……」

 

苦しい戦いになっているわが古巣の日本ハム栗山英樹監督の悩みも続きそうです


ヤクルトは台風の目に!?


 開幕から1カ月が経過しました。そこで今週は、各チームのここまでと、これからのポイントなどを、ざっと書いてみたいと思います。

 セ・リーグから行くと、まず阪神は、何度も言っていますが、佐藤輝明の加入をきっかけに、すべてがいい方向に回っていますね。派手な勝ち方をしているように見えますが、昨年と違うのは致命的なエラーが少ないことでしょう。この間、佐藤輝が一つやってしまいましたが、ゼロとはいかないのでね。接戦に持ち込めれば勝てる、というイメージをチームが持っているのが大きいです。

 対抗馬の巨人は、新外国人が加わってきました(テームズは負傷してしまいましたが)。ファームで調整させる余裕がありましたからスモークはいい状態で上がってきた可能性が高い。するとすごいオーダーになります。抑え投手のやりくりさえうまくいけば上がってくるでしょう。

 ヤクルトが最近、いいですね。新型コロナ禍で戦列離脱者が出たときの頑張りが、今のチーム状態に出てきています。やはり打線がいいです。これからセ・リーグの台風の目になって、引っかき回してくれると面白いですよね。ただ、長丁場を持たせるためには、先発ピッチャーをもう少しそろえていきたいところです。

 広島は開幕直後の勢いはなくなってきましたが、・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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