イチローさんの哲学が好き
ヤンキース時代の五十嵐
マリナーズの一員として来日を果たした
イチロー。週刊ベースボール3月25日号では、『イチローを語る』という企画を組んだ。
今回からしばらく、その言葉を一人ずつ紹介していく。
第7回は
ヤクルトに復帰した
五十嵐亮太。ヤンキースでチームメートになったこともある。
「2012年にヤンキースで一緒でした。クラブハウスでは準備からケアまで『ここまでやるのか』というくらい時間をかけていた。また、それをスマートにこなしていたのが印象的です。まさにイチローさんスタイルという感じでした。
イチローさんの『研究者でありたい』という言葉がありましたけど、あれくらいの選手になっても気付いていないことへ貪欲になっている姿、模索しながらプレーしている。向上心というか。プレースタイルも含めて、イチローさんの哲学が好きです。
(00年のNPBオールスターでは本塁打を浴び)軽く運ばれたなという感じです。体の使い方がずば抜けてうまい。効率的に芯に当てて飛ばしていた印象です。ちょっと次元が違いますね。同じ時代にプレーできていることは光栄です」
写真=Getty Images