準備の姿勢にひかれる
マリナーズの一員として来日を果たした
イチロー。週刊ベースボール3月25日号では、『イチローを語る』という企画を組んだ。
今回からしばらく、その言葉を一人ずつ紹介していく。
第8回は
ヤクルトの大砲・バレンティン。マリナーズでチームメートになったこともある。
「ボクは日本で60本塁打を達成できたけど(2013年)、それはイチローさんの影響が大きいと思っているんだ。
イチローさんはメジャーで次々と記録を塗り替えていったけど、日本人だからといって相手が勝負を避けたり、記録達成を邪魔するようなことはなかった。そういった姿を見ていたからこそ、日本のピッチャーも逃げなかったはず。そういった風潮にしてくれたイチローさんに感謝したいね。
マリナーズ時代にイチローさんと一緒にプレーしたけど、野球に向き合う姿勢、特に準備の部分に惹かれるんだ。どんな状況においても、常に100パーセントの準備をしている。そのストイックな姿勢はどの選手も見習うべきだと思うよ」
写真=Getty Images