センバツ出場校のこれまでの試合を振り返る「センバツ出場校プレーバック」。第21回は敦賀気比。 5試合45イニングを投げて防御率0.40と抜群の投球を披露した敦賀気比・平沼翔太
第87回大会(2015年)
1回戦
敦賀気比3−0奈良大付
昨夏4強の原動力となった敦賀気比のエース・平沼翔太(現
日本ハム)が1安打シャットアウト。5回二死までパーフェクト、6回一死から初安打を許すも、後続2人を抑えて危なげない投球を披露した。打線は2回裏一死一塁から上田竜也の右中間二塁打で先制すると、3回裏には平沼の犠飛で加点。7回にも林中の犠飛で3点目を挙げた。
敦賀気比の平沼は終わってみれば、投球数100、被安打1、奪三振10に無四球というほぼ完ぺきな投球内容。春夏通じて初出場の奈良大付を寄せ付けなかった。
平沼は大会5試合すべてを一人で投げ切り、北陸勢悲願の甲子園初制覇に導いた。
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