センバツ出場校のこれまでの試合を振り返る「センバツ出場校プレーバック」。第25回は特別編で初出場の専大松戸。 中学時代の恩師・西尾弘幸監督にも春1勝を報告したい。写真はメンバー内唯一の両打ちである石神遥樹
数多くのプロ選手を輩出し千葉の強豪として知られる専大松戸。過去に夏の選手権出場(2015年)はあるものの、春は1959年創部にして初の大舞台となる。今回、その中で注目したのはベンチ入りが予想されるこの3選手だ。
昨秋の関東大会で2試合連続完封を披露し、センバツ切符を手繰り寄せたサイド右腕・
深沢鳳介、センターを守り外野陣を統括する苅部力翔、同じく外野登録でスイッチヒッターとして巧打を見せる石神遥樹。
3人は中学軟式で強豪として全国的にも有名な上一色中学の出身で、アンケートの「尊敬する人物」でも中学時代の顧問の名を挙げており、その絆の深さは実に頼もしい。彼らに続く後輩たちのためにも上一色トリオの働きを聖地でも期待したい。
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