ツインズの前田健太投手は3日(日本時間4日)、敵地でのレッズ戦に先発。5回を投げて7安打5失点(自責点5)の内容で、今季5勝目はならなかった。また、５回に代打で登場したレッズ秋山翔吾外野手とのメジャー初対決が実現し、左前打を放った秋山に軍配が上がった。

　2回まで1安打無失点と順調な立ち上がりを見せた前田だったが、味方打線が1点を先制した3回につかまった。先頭の7番スアレス、続く8番バーンハートに2者連続本塁打を浴びると、三振で1死を奪った後にも2者連続の二塁打を許してこの回3失点。1対3と逆転を許した。

　4対3と再びリードを奪って迎えた5回には、1死無走者からこの日ベンチスタートとなった秋山が代打で登場。同級生とのメジャー初対決が実現すると、1ボール2ストライクから5球目の外角スプリッターを秋山が左前打した。さらに、続く1番インディアには内角高めのスプリッターを捉えられ、左翼へ再逆転となる2ランを浴びた。

　前田は4回の先頭から4者連続の空振り三振をマークするなど9三振を奪ったが、3被弾で5失点。5回で球数が84球に達して降板した。チームは9回に3点を挙げて7対5と逆転勝利し、前田に勝敗はつかず。これで今季は18試合に先発して4勝4敗、防御率は4.65となった。