レッズの秋山翔吾外野手は15日(日本時間16日)、敵地でのフィリーズ戦に初回の守備から「3番・中堅」で緊急出場した。3回の第1打席に2点タイムリー二塁打を放つなど、4打数2安打2打点の活躍で打率.221。チームは7対4で勝利している。

　この日はベンチスタートとなった秋山だが、初回に3番カステラノスが審判の判定に抗議して退場。秋山はその裏の守備から中堅を守り、カステラノスに代わって3番を務めることとなった。

　3回2死一、二塁で迎えた第1打席では、フィリーズ先発の右腕ノラの外角のナックルカーブにうまく合わせてレフト線に落ちる二塁打。一気に2者が生還し、2点タイムリーとなった。さらに、秋山はレフトからのバックホームが乱れる間に三塁を陥れる好走塁も見せた。

　5回の第2打席も1死一、二塁のチャンスで迎えたが、ここは左邪飛に倒れる。3番手の右腕ブログドンと対した第3打席も空振り三振に終わったが、9回1死無走者での第4打席では右腕デロスサントスの外角の速球をとらえて中安打した。

　緊急出場となった秋山だが、7日(同8日)のパイレーツ戦以来となるマルチ安打でチームの勝利に貢献。プレーオフ進出へ向けて正念場を迎えているレッズは、フィリーズとの3連戦を2勝1敗で終えて貯金を9とした。