エンゼルスの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地でのオリオールズ戦に「1番・指名打者」で出場した。第6打席で右安打を放つなど、4打数1安打2四球で打率.270。チームは19安打と打線が活発で14対8と勝利し、連敗を3でストップした。

　初回の第1打席はオリオールズ先発の右腕ワトキンズの外角カッターに空振り三振、2回1死無走者での第2打席は左飛に倒れた。右腕ウェードとの対戦となった3回2死二、三塁での第3打席はリーグ最多となる10個目の申告敬遠で出塁。エンゼルスが8対1と大量リードしている状況での申告敬遠に、敵地ファンからもブーイングが起きた。

　左腕アバッドと対戦した4回2死一、三塁での第4打席は空振り三振、6回2死一塁での第5打席はこの日2つ目の四球で出塁した。エンゼルス打線は大谷以外が先発全員安打という状況で迎えた8回2死一塁での第6打席は、右腕ディプランの93.1マイル(約150キロ)の速球をはじき返して右安打。自身2試合連続安打をマークし、チームは先発全員安打となった。

　エンゼルス打線は大谷以外のスタメン全員がマルチ安打という爆発ぶり。敗れたオリオールズは泥沼の19連敗でア・リーグワースト記録の21連敗も見えてきた。明日、エンゼルスは7連勝中の大谷が先発予定。投げては9勝目、打撃では6試合ぶりの41号本塁打が期待される。