パイレーツの筒香嘉智外野手は29日(日本時間30日)、本拠地でのカブス戦に「2番・右翼」でスタメン出場した。第3打席で中安打を放ち、4打数1安打でレイズ、ドジャース在籍時も含めたシーズン通算打率は.223。チームは2対3で逆転負けし、今季99敗目を喫した。

　カブスの先発は今季14勝をマークしている技巧派右腕ヘンドリックス。筒香は初回の第1打席は三ゴロ、3回2死走者なしでの第2打席は左飛と2打席目までは凡退した。しかし、0対1と1点ビハインドで迎えた6回先頭での第3打席では、2ボール1ストライクからの外角チェンジアップを打ち返して中安打。続くレイノルズの三塁打で筒香は同点のホームを踏み、チームはこの回2点を挙げて逆転に成功した。

　3番手の右腕エフロスとの対戦となった7回の第4打席は遊ゴロ。2対3と再び逆転を許して迎えた9回は、打席が回ってくることなく試合終了となった。

　前日は代打で1打数無安打に終わった筒香だが、2試合ぶりの安打をマーク。パイレーツ移籍後は打率.286で8本塁打24打点、OPSは.938と好成績を残している。ここ7試合は長打が出ていないが、今季残り4試合で自身メジャー初となるシーズン2桁本塁打の達成となるかも注目される。