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大谷翔平、2安打2盗塁 ア・リーグ初「45本塁打&25盗塁&100得点」の快挙達成

 

エンゼルス・大谷翔平[写真=Getty Images]


 エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地でのレンジャーズ戦に「1番・指名打者」で出場した。4打数2安打2得点2盗塁を記録して、打率は.258。ア・リーグ史上初となる「45本塁打&25盗塁&100得点」の快挙を達成した。チームは7対2で勝利している。

 レンジャーズ先発の左腕ハーンに対して初回の第1打席は見逃し三振、3回先頭での第2打席は二ゴロに倒れたが、6回先頭での第3打席は一塁への内野安打で出塁。1死後に二盗を成功させて今季25盗塁とすると、3番メイフィールドの中安打でホームに生還し、今季100得点目もマークした。

 日本人選手のシーズン100得点は、2008年にマリナーズのイチローがマークして以来。同一シーズンで「45本塁打&25盗塁」を達成したのは1993年のバリー・ボンズ、1997年のホセ・カンセコらに続くメジャー史上6人目で、さらに100得点を加えた「45本塁打&25盗塁&100得点」はア・リーグではこれまで誰も達成していない初の快挙となった。

 7回先頭での第4打席は二ゴロに倒れたが、9回1死一塁での第5打席は強烈な打球で一、二塁間を抜ける右安打。続くマーシュの打席でこの日2つ目となる二盗を決め、シーズンの盗塁数を26まで伸ばした。

 また、注目の本塁打王争いは首位のロイヤルズ・ペレスが2試合連続の48号を放って2位のブルージェイズ・ゲレーロJr.に2本差、3位の大谷には3本差をつけた。ゲレーロJr.は11試合、大谷は7試合、本塁打が出ていない。

 なお、大谷は今季最終戦となる10月3日(同4日)のマリナーズ戦で先発する可能性があったが、登板しないことが決定。投手としての今シーズンは終了となり、ベーブ・ルース以来となる「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業達成は来季以降に持ち越しとなった。

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