9月18日の
ロッテ戦(ベルーナ)で、立大時代の同学年の
澤田圭佑が9回裏に投げて、その直後、僕がマウンドに上がったときには、ちょっと思うものがありました。彼も肘の手術や育成契約になるなど、一度は野球人生が終わってしまうかもしれない危機感を味わった中で、そこから復活を遂げた。目の前で1球1球、腕を振って投げている姿を見て自分も奮い立つものがありました。
大学時代、澤田がエースで活躍するのを僕はベンチから見ていて、生まれて初めて挫折を教えられた存在。でも今ではライバルというよりも“戦友”ですね。澤田の今後の野球人生が本当に良いものになればいいなと思っていますし、彼にとっても自分がそういう存在であればいいなと思います。
『週刊ベースボール』2023年10月9日号(9月27日発売)より
写真=BBM