週刊ベースボールONLINE

石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「趣味を仕事にするのか趣味として楽しむのか」

 

筆者が中学時代に足繁く通った愛知大学リーグ


 サザンオールスターズの桑田佳祐さんが「誰でもどこでも参加できるみんなのボウリング大会」を目指して5年前に立ち上げた“KUWATA CUP”。コロナ禍、オンラインマッチに形を変えるなどしてきたこの大会が、今年、久しぶりに復活する。決勝大会が2月25、26日に行われるのだ。以前、桑田さんにインタビューをしたとき、ボウリングとの出逢いをこう語ってくれたことがある。

「ボウリングは60歳のとき、45年ぶりに始めました。その昔、パシフィックホテル茅ヶ崎の中にボウリング場があって、親父がボウリングに夢中になっていた時期があるんです。かなりうまくて、家にはトロフィーがたくさんありましてね。その親父に教えてもらってボウリングを始めたのが中学3年生のときでした」

 1956(昭和31)年に茅ヶ崎で生まれた桑田さんの世代、子どものころのスポーツと言えば、やっぱり野球だった。長嶋茂雄がヒーローだった桑田さんは、地元の少年野球チームに入ってピッチャーとセンターをやっていたのだという。しかし試合にはあまり出られず、元プロを売りにするコーチから「お前は大きくないんだからバッターからボールが見にくくなるように下から投げろ」と言われて、アンダースローに変えられてしまったのだという。自分には野球は向いてないと思い始めていた矢先、ボウリングと出逢ったというわけだ。桑田さんはこう続ける・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング