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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「ぶっちぎった両チームでなるか2度目の関西シリーズ」

 

昭和39年、1964年の『阪神対南海』以来、2度目となる関西シリーズが、今秋に実現するか[写真は今年3月のオープン戦、撮影=松村真行]


 若いころ、関西生まれの阪神ファンに「昭和39年に生まれた」と話すと、「おお、阪神優勝の年やな」とよく言われた。しかし昭和60年に阪神が20年ぶりの優勝を成し遂げてからは、昭和39年生まれと言っても「阪神優勝の年やな」とは言われなくなった。

 その昭和39年というのは、阪神ファン以外にとっては「東京オリンピックの年」であり、東京と新大阪間を走る東海道新幹線が開通した年でもある。だから昭和39年生まれは「東京オリンピックの年に生まれました、新幹線と同い年です」という自己紹介を多用したものだった。それが一昨年、2度目の東京オリンピックが行われて「東京オリンピックの年に生まれた」も使いにくくなった。

 そして、じつはもう一つ、過去に1度しかない“プロ野球界における昭和39年の出来事”の2度目が今年、起こりそうなのだ。それが・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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