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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「見る者の期待を裏切らない。なるか“50歳”の初安打──」

 

11月21日の火曜日、18時20分、東京ドームで50歳となったイチローが、今年も女子選手を相手に打席に立つ[写真は2022年。撮影=高塩隆]


 イチローが50歳になった。

 彼にとっての“50歳”には特別な意味がある。イチローは約20年前、30歳になる直前にこう言っていたことがあるからだ。

「50歳のシーズンを終えたときにね、こう言いたいんです。『まだまだ発展途上ですから……』って」

 そしてイチローはこのとき、こんなふうにも付け加えていた。

「何歳までと聞かれたら、何歳まででもやりたいですよ。今までの常識を変えていかないと野球界は進歩したことにならないでしょう。10年も20年も昔の定説みたいなものが今も残っているという状態はおかしいと思うんです。いろんなものが進歩してきているのに、そこだけ変わらないというのは寂しいじゃないですか。もし50歳でプレーしていたいと思うのなら・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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