
イラスト=イワヰマサタカ
今シーズン、各球団が発表してきた新ユニフォームのデザインには奇抜なものが目につく。「今までにないインパクトのあるものを」と、目立つことを重視したコンセプトのようだが、果たして選手やファンはユニフォームのデザインに、そんなことを望んでいるのだろうか?疑問に感じている。
ユニフォームはチームを表すものだが、主役はあくまで選手。主役を引き立てる脇役だ。ファンが望むのは、奇抜さや目立つことではなく、その球団らしい普通の形をした格好良いユニフォームではないだろうか。各チームの歴史には、それぞれ「普通に格好良い」ユニフォームがある。ユニフォームのデザイナーは、そういうものにもっと目配せして参考にしてほしい。奇抜なデザインはデザイナーが暴走してチームを私物化しているようにも見える。野球ユニフォームの形を逸脱した、タガが外れたデザイナーの自由な発想を歓迎するファンは少ない。
今号特集の
中日ドラゴンズも
立浪和義監督入団時のドジャース型をベースにした新ユニフォームへモデルチェンジした。デザインの出来映えは別にして、逸脱がなくドラゴンズらしい型である点など、新ユニフォームの中では評価できるひとつだ。
しかし、「普通に格好良い」ユニフォームということで考えると・・・
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