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綱島理友のサブカルノート

ベースボール百科「プロ野球をサポートしてきた二軍専従チームのユニフォーム」

 

イラスト=イワヰマサタカ


 今シーズンからプロ野球の二軍、イースタンとウエスタンの両リーグに、それぞれオイシックス新潟とくふうハヤテという一軍のない二軍専従チームが参加する。

 プロ野球史を紐解くと、二軍専従チームは戦後の1950年、セ・パ2リーグ分立の年に誕生した山陽電鉄の山陽クラウンズがその嚆矢(こうし)だ。

 2リーグ分立で増加したのが鉄道会社の球団だ。分立前の阪神、阪急、南海、東急に加え、近鉄、西鉄、国鉄の3社、さらに51年には中日の経営に名鉄が参加する。今は新規参入と言えばIT系だが、70年前は鉄道会社の時代だった。大手私鉄に国有鉄道が名を連ねる中、さらに準大手の山陽電鉄も会社規模に合わせ、無理せず二軍専従チームの運営という奇策で参加する。2リーグ分立で球団数が8球団から15球団へ一気に増加したため、選手数も倍増。技量がいま一つの選手も入ってくるようになり、選手育成は急務だった。

 さらに遠隔地が・・・

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プロ野球意匠学研究家・綱島理友氏によるユニフォーム解説をチェック。

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