週刊ベースボールONLINE

堀内恒夫の悪太郎の遺言状

堀内恒夫コラム 第16回「首脳陣は若い選手の資質を見極め磨き方を間違えずしっかり育ててほしい」

 

長打力もあった土井だが、自身のつなぎの役割に徹した


俺の考える理想のチーム


 2月1日キャンプインを迎えた。例年、野球解説者として沖縄キャンプへ視察に行くんだけど、今年も新型コロナウイルスの影響で、俺はおとなしく「テレビ組」でキャンプを迎えることになった。残念だけど、こればっかりは仕方がない。それでも、昨年のキャンプでは、巨人高橋優貴の活躍がテレビの画面越しからでも感じて予想できたからね。今年はどんな選手が出てくるのか。今から楽しみですよ。

 楽しみと言えば、若手を見ることもその一つだ。彼らの育ち具合、調子の良し悪しで、その年の理想のチームが作れるかどうかが見えてくる。話が少しそれるが、俺が考える理想のチームとは何ぞやを、ここでちょっとお話ししたい。

 ドラフトで獲得した選手たちが、何年かあとに一軍で活躍する。これが毎年のように繰り返されれば、本当の意味で層の厚い強いチームがつくられる。ただ生身の人間がやることだ。若手の育成が間に合わないことや、それこそ故障やケガでレギュラークラスの選手が離脱することもある。そういうことを想定して「補強」という選択肢があるわけだ。

 間違えてほしくないのは・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

堀内恒夫の悪太郎の一刀両断!

堀内恒夫の悪太郎の一刀両断!

「悪太郎」こと巨人V9のエース、堀内恒夫氏の連載コラム。野球人生の集大成。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング