セ・リーグは阪神が18年ぶりのリーグ優勝、パ・リーグはオリックスがリーグ3連覇を果たした2023シーズン。セ・パともに王者がクライマックスシリーズも勝ち上がり、日本シリーズへ進出。史上2度目の“関西シリーズ”となった頂上決戦では4勝3敗で阪神がオリックスを退け、38年ぶり2度目の日本一に輝いた。色褪せない激闘の記憶──。セ・パ12球団の2023年の軌跡を振り返っていこう。 【シーズン成績】143試合60勝82敗1分勝率.423 新たな本拠地エスコンFの開場とともにスタートしたが、
新庄剛志監督2年目のシーズンも2年連続最下位という厳しい結果に終わった。
投手陣の奮闘が、Aクラスをうかがう位置につけた前半戦の躍進を生んだ。
伊藤大海こそWBC参戦後の燃え尽き症候群により開幕からしばらくは調子が上がらなかったものの、
加藤貴之&
上沢直之との三本柱はしっかりと維持され、
鈴木健矢や
北山亘基を抜擢して堅固な先発ローテーションを形成した。
懸案だった中継ぎ陣も
河野竜生、
玉井大翔、
宮西尚生といった豊富の人材を、調子を見極めながら活用し、宮西に疲労が見えた後半戦は
池田隆英がセットアッパーとして機能。
福田俊は29試合登板で無失点とブレークし、新加入の
田中正義をクローザーに抜擢したのも慧眼だった。
チーム防御率が3.08でリーグ3位・・・
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