文=平野重治 今年のセンバツは、第1回大会(1924年、大正13年)優勝の古豪・高松商の快進撃に沸いた。とにかくよく打つチームで、決勝までその猛打で勝ち進んだ。しかし、決勝の対智弁学園戦では、1点が遠く延長サヨナラ負け(1対2)。 思えば56年前(60年)の決勝戦(対米子東)もそうだった。4回に米子東に先制されても、そ…