遥か先にあって、形すらおぼろげなゴールを目指し、休むことなく走り続けてきた。「42.195㎞を走ろうとするのはすごくつらいけど、『次の電柱まで』って思いながら、それを何百回か繰り返せば、多分、ゴールできる」。安打が出た、イメージどおりの守りができた、得点につながる走塁ができた、一つひとつは小さな成功体験か…