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オリックス・バファローズ

 

開幕前に故障者続出。暗雲立ち込める





GOOD ヘルマンを左翼手起用!? 複数ポジション制で総合力UP
BAD 調整中のエース金子、比嘉。開幕に間に合わない可能性も

 チームの総合力をアップさせるため、複数ポジション制を今季のテーマに掲げている森脇オリックス。特に、中島、小谷野らの補強で層が厚くなった内野陣は日替わりのポジション変更で、さまざまなパターンを模索中だ。この変幻自在の複数ポジション制に、ここへきてさらに驚きの新プランが加わった。それが、3月11日のヤクルト戦(京セラドーム)でのヘルマンの左翼手起用である。西武時代の2012年には左翼手で28試合に出場したが、オリックスでの2年間で左翼を守った回数は0。現在、二塁の定位置は平野恵、ヘルマンで争っており、平野恵が二塁を守ったときに、ヘルマンが左翼を守ることができれば、ヘルマンの持ち味である足をムダにせずに済むというわけだ。

「平野恵とヘルマンのセカンド、レフト。どっちがリスクが少ないか。良くない確率を1パーセントでも低くする」と、森脇監督は驚きの左翼手起用を説明した。ただ、平野恵は両ふくらはぎ痛で、3月に一軍合流を果たしたばかり。無理をさせずに様子を見ながらの起用となりそうだ。

 そういったことを踏まえながら打順を組んでみると、リードオフマンの駿太が突破口を開き、二番・安達がきっちりとつないで三番・糸井、四番・ブランコ、五番・中島、六番・T-岡田でかえす。その後も小谷野、ヘルマン、伊藤と切れ目のない打線が続く。まさに、相手にとっては脅威とも言える打線だ。平野恵が完全復活すれば平野&安達の一、二番コンビも見れるだろう。昨季は終盤に打線が機能せずに苦しんだ。今季は息切れせずに最後まで戦い抜きたい。

 ただ、ここへきて・・・

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