2つの顔を持つ男「チャンスではホームランよりランナーをかえすことを考える」
中村剛也には2つの顔が存在する。豪快な本塁打をぶっ放す、お馴染みの“おかわり君”。そして今季、色濃いのがチャンスにめっぽう強い“四番中村”だ。
3年ぶりに開幕一軍に座った主砲はチームの快進撃を下支えしている。11本塁打と年間30本ペースで量産する一方で、好機に無類の強さを発揮している。得点圏打率は.315、決勝打は6度。これまで規定打席に達したシーズンで1度も得点圏打率3割を超えたことがない。昨季は得点圏でも年間34本の3割近い10本の本塁打を放ったが、今季は1本だけだ。
中村自身も“四番中村”の顔が前に出ていることを認めている。
「勝利のために打点を取りたいと思っているが、今年は特に・・・
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