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どこよりも早い!12球団戦力分析2016
ソフトバンク・守りの野球への原点回帰

 

守りの野球への原点回帰でV3への活路を開く




 メジャー移籍を目指す松田(※24日、チーム残留を発表)、李大浩の去就が不透明だが、不在となることを前提に戦力をまとめていく。レギュラーに固定されるのは柳田、内川、中村、今宮の4人。中堅は柳田、遊撃は今宮が決まりで、ポイントになるのは内川の一塁コンバート。成功すれば中村を左翼に回すことで外野の守備力が高まる。



 その他のポジションでは過酷な争いが繰り広げられそうだ。最激戦区は右翼。実績では2013年の首位打者・長谷川がリードするが、3年目で勢いのある上林、長打力がある吉村、機動力の福田とそれぞれに持ち味を持つメンバーがそろう。松田が抜けた三塁でも攻守のバランスの良い川島を筆頭に、一発のある吉村、江川の使い分けが可能だ。

 また、二塁も人材がそろい、しかも複数ポジションを守れる選手が多く、組み合わせは無限。15年は柳田、内川、李大浩、松田を固定し、その両脇を選手の好不調や相手投手との相性で入れ替えた工藤采配が光ったが、新シーズンはさらに工藤監督の選手起用に注目が集まる。松田と李大浩で稼いだ66本塁打、192打点をカバーする妙案が見られるはずだ。

 投手陣は15年の陣容からスタンリッジが抜けたが・・・

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