週刊ベースボールONLINE

中日ドラゴンズ クローズアップ

黄金竜解体へ 谷繁、朝倉らが引退

 

谷繁、朝倉が現役引退1999年から2011年までの13年間で5度のリーグ優勝と1度の日本一を果たし、黄金時代を送っていた中日。だが、V戦士たちが相次いで現役を終えることとなり、チームは変革を迫られている。

27年間の現役生活に幕を下ろす谷繁監督兼選手



相次ぐベテランたちの引退、次世代に託されるチーム再建


 かつての中日はまさに“難敵”の象徴だった。ナゴヤドームという広い球場の地の利を生かし、豊富な投手陣と強固な守備でムダな失点を与えない。勝負強い打者が挙げた得点をしぶとく守り抜き、ロースコアで勝利するチーム方針が徹底されていた。

 だが、その黄金時代を築いた功労者たちは高齢となり、ペナントレース終幕が迫った9月、ベテランたちが続々と岐路に立たされている。

 先週号でも取り上げたとおり、エースを務めた川上憲伸は右肩痛のために今季は二軍登板すらできておらず、戦力外となることが濃厚。2010年セ・リーグMVPの和田一浩は現役引退を決断し、14年の加入ではあるが代打で存在感を放っていた小笠原道大は17日に引退会見を開いた。

 そしてさらに、2選手が現役を退くことを表明した。16日に会見を開いたのは朝倉健太。1999年に東邦高からドラフト1位で入団。02年、06年、07年、09年と4度の2ケタ勝利を達成し、先発ローテーションを支えた。しかし11年から3年間は白星がなく、昨年に4勝を挙げて復活の兆しを見せたものの、今季は未勝利だった・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング