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堀内恒夫の多事正論

堀内恒夫コラム「外国人選手の活躍次第で左右されるチーム成績」

 

 いよいよ8月。プロ野球界は後半戦に入った。ペナントレースの勝負どころ。文字どおり熱い戦いの火ぶたが切って落とされた。

 前半戦、特にセ・リーグは巨人を中心にして、阪神広島がそれを追う形になった。阪神、広島の2チームに、何とか食らいついている中日、球宴前に調子を上げてきたDeNAバレンティンが戻ったヤクルトも含めると、外国人選手が活躍するとチームが好成績を残せるという傾向が見られる。

 阪神はゴメス、マートンがクリーンアップを打ち、広島もエルドレッドがホームランを量産、これに続くキラ、ロサリオもよく打っている。下位を低迷していたDeNAもキューバからグリエルが入団したとたんに打線に核が出来て、打撃戦をモノにできるようになった。今シーズンに限ったことではないが、やはりチームの出来不出来は外国人の活躍次第というケースが多い。

 中でもエルドレッドの前半戦の打棒はすさまじいものがあった。昨年は内角高めに投げておけば安全パイだったのに、今年はその球をファウルで逃げられるようになった。追い込まれると無茶振りをせず、バットに当てられる範囲が広がった。当然、アベレージも昨年に比べると格段に上がった。

▲打撃技術が格段に増したエルドレッド。チームを優勝に導けるか[写真=前島進]



 外国人選手の一軍登録枠の関係で・・・

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レジェンド堀内恒夫の球界提言コラム。

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