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本誌編集長コラム

大谷に負けるな!

 

「5、12、15」「11、9、15」

 この3つの数字の羅列、前者がダルビッシュ有日本ハム。現レンジャーズ)、後者が田中将大楽天ヤンキース)のプロ入りから3年間の勝ち星の数だ。高卒1年目から勝利を挙げ、3年目に飛躍を果たしているのが分かる。今号で特集した大谷翔平(日本ハム)も今年が高卒3年目。勝ち星は1年目3勝、2年目11勝と増やして、今年は5月11日現在、5勝をマーク。ダルビッシュ、田中同様、3年目の大飛躍は間違いないだろう。

 ここで奮起してほしいのが大谷と同学年、ライバルでもある藤浪晋太郎阪神)だ。5月8日の広島戦(甲子園)でも球団新の158キロをマークしながら5回7失点で4敗目。勝利数はわずかに1だ。開幕前には本誌インタビューで「3年目は1年間の流れも分かってきて、そろそろしっかりしないといけないと思っています。それにいつまでも先輩たちに頼っていてはダメですから」と決意を語っていたのだが。過去2年は10勝、11勝。「エース格」を目指す今年は、少なくとも昨年以上の数字は求められていたはずだ。巻き返すチャンスはまだ十分にある。大谷に負けない投球を期待したい。
野球の風

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週刊ベースボール編集長の編集後記。球界の動きや選手に対して編集長が思いをつづる。

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