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今、必要なのは“しぶとさ”
フロントも一丸となって戦う

 

 オリックス・バファローズ森脇浩司監督がシーズン途中で休養に入りました。6月2日からの巨人との3連戦(東京ドーム)を前に、不振の責任を取り、チームを離れたいとの申し出がありました。シーズンの最後まで指揮を執ってほしいとの思いはありましたが、意志は固いとのことで球団として最終的に了承しました。

 昨季はパ・リーグでレギュラーシーズン最多の80勝を挙げ、2位に躍進しました。大きな補強があった今季は当然、優勝の期待がかかっていましたが、ここまであまりに多くの故障者が出ました。不運な側面はあったと思います。

 森脇監督はダイエーが南海を買収したとき、南海の選手でした。私がダイエーのフロントとして最初に契約更改で交渉した選手は森脇監督でした。ソフトバンク退団時、ロッテ球団社長だった私に連絡をもらったこともありました。そして、監督就任とほぼ同時期に私はバファローズに加わっています。選手、コーチ、監督と20年来の縁だけに、無念さは察して余りあります。

6月2日の巨人戦[東京ドーム]から指揮を執る福良淳一監督代行。豊富な指導経験を持つ福良監督代行が、チームに「しぶとさ」を与える[写真=荒川ユウジ]



 監督代行として代わりに指揮を執ることになったのは、福良淳一ヘッドコーチです。現役時代にイチロー外野手(マーリンズ)と一、二番コンビを組んでいます。地味ながら・・・

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セトヤマ雑記帳

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オリックスの球団本部長の要職を務める瀬戸山隆三がチーム運営について語る連載コラム。

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