ハイアベレージで繰り広げられているパ・リーグの首位打者争い。セ・リーグはDeNA・筒香が打撃3冠獲得なるか――。前半戦終了時点で早くも気になるタイトル争い。一方、表彰対象からは外れているが、試合の勝敗を左右する記録も。そんな“隠れタイトル”もクローズアップする! ※記録は前半戦終了の7月15日時点。
※隠れタイトルの救援投手部門は25試合以上登板が対象 野手部門
史上8人目の三冠なるか
5月まで首位打者、打点、本塁打と三冠に君臨していた筒香も、6、7月はわずか2アーチで現在13本塁打と5位に。それでもトップと6本差と、まだまだ射程圏内だ。プロ野球史上8人目となる打撃三冠の獲得に期待がかかる。
打撃三冠の期待がかかる筒香。獲得すれば2004年の松中信彦[ダイエー]以来、史上8人目となる
一方のパは、秋山と柳田による首位打者争いが3割台後半と超ハイレベルな戦いになっている。秋山に至っては前半戦で140安打をマークしており、このペースで打ち続ければシーズン233安打の計算。
阪神・
マートンの日本記録、シーズン214安打超えも十分可能だ。
投手部門
独占を阻止するのは!?
パは最高勝利率と最多奪三振では1位タイだが、大谷が4タイトルを独占。また、最多勝利、最優秀防御率では、ともに
ディクソンが2位につけている。ディクソンが大谷の“タイトル総なめ”に待ったをかけることができるのか。則本と大谷の最多奪三振争いもシーズン終盤まで白熱しそうだ。
防御率、最多勝利でともに2位につけるディクソン。大谷のタイトル独占に待ったをかけるか
セは大野が二冠だが、藤浪、菅野、久保らも各部門で上位に名を連ねており、チーム順位同様に混戦模様。パの大谷のようにタイトルを独占する投手が現れれば、その投手の所属球団が“混セ”から抜け出すことができるかもしれない。
打撃部門
4本に1本が本塁打!?
2年連続で犠打数トップ、昨年はパの犠打記録も樹立した今宮が、今年も1位に立っている。その今宮の犠打数を超えるのが、セのトップ・菊池。シーズン日本記録の67犠打に、どこまで迫れるか。その“小技”と対照に、高い本塁打率を残しているのが、パ1位の中村だ・・・
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