週刊ベースボールONLINE


 

ここまで岡本和真有原航平高橋光成安樂智大の意気込みなどを紹介してきたが、さてほかのドライチ選手たちは、どういう立場でルーキーイヤーを迎えようとしているのか?即戦力としてなのか、それとも飛躍はもう少し先なのか?各チーム事情と絡めながら、見ていこう。

ソフトバンク 松本裕樹投手




大エースへの土台作り

 14年シーズンに2ケタ勝利を挙げた攝津、中田、スタンリッジの三本柱に大隣、武田、飯田、岩嵜、東浜、帆足……と名前を挙げていけばキリがない先発投手陣。そこに8年ぶりに日本球界に復帰する“平成の怪物”松坂まで加わる。そのため、“ドライチ”とはいえ、松本が割って入るスキは微塵もない。ただ、このチーム事情は14年夏の甲子園前に発症した右ヒジ痛を抱える松本にとってはプラス。故障をじっくりと癒し、並行して将来の大エースとなるための土台を固めたい。工藤監督も「ケガをしない体を作って長く頑張って」とエールを送る。最速150キロを誇り、多彩な変化球を精度高く操る右腕の力は、時間をかけてさらに磨かれ、ベールを脱ぐことになる。



オリックス 山崎福也投手




先発ローテに食い込めるか

 金子の残留が決まり、今季の先発ローテーションは金子、西、ディクソン、松葉、バリントンでほぼ確定。残りの1枠を井川、前田、吉田一、東明、そして山崎福で争うことになる。昨季は3年目の松葉が8勝1敗と飛躍を遂げたものの先発左腕不足が課題となっているチームにあって、東京六大学リーグで20勝を挙げた即戦力左腕の加入は明るい話題。森脇監督も・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング