今節3勝目を挙げたJBSが単独首位に躍り出た
先端IT関連優良企業7社が、優勝の栄冠を目指す第31回IPI軟式野球リーグ大会5日目が8月5日(土)に大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森で行われた。
勝利したのはSCSK、JBS、IKIの各チーム。SCSKは、先発櫻井とリリーフ剣持が要所を抑え僅差でのゲームを勝利。優勝に向けて2位と好順位につけている。IKIも堀江、池谷の両投手が合わせて被安打1と盤石の投手リレーをみせるなど、各チーム複数投手の好投が光った。また、JBSはこの日の勝利で単独首位に躍り出た。
交流戦では、SRAがシチズンと対決。シチズンに4つの本塁打が飛び出し12-0で大勝。これで今節まで交流戦負け無しの3連勝となった。
SCSK 4-2 AAS SCSK櫻井&剣持の両投手が要所をピシャリ!AAS山本(慈)が好投も四球に泣く
SCSKの先発・櫻井は2回・3回を無失点で凌ぎ試合を作った
初回、SCSK先発の櫻井、AAS先発の山本(慈)が互いに立ち上がりで1点を失ったものの、2~3回はスコアボードに0が並ぶ投手戦を展開する。
AASの宮崎はチームの全打点を叩き出した
試合が再び動いたのは4回、SCSKは谷のヒットなどで満塁のチャンスを作ると、これまで好投していた山本(慈)が痛恨の2連続押し出しを与え2失点。その裏、AASも宮崎のタイムリーで1点を返したものの、SCSK2番手の剣持が以降の失点を許さず。4-2でSCSKが僅差での投手戦をものにした。
【MIP=櫻井優樹(SCSK)、宮崎雄介(AAS)】
JBS 6-5 ESCO 黒瀬&井手がアーチ共演!打撃戦を制したJBSが首位に躍り出る
3回に2点本塁打を放ったJBSの黒瀬
JBSは初回、1死から5連続四死球で先制。さらに井口にタイムリーが飛び出し3点を奪う。その裏、ESCOも先頭の根本が本塁打を放ち1点を返すと、2回には相手の守備のミスをつき2点を返し試合を振り出しに戻す。しかし3回、JBSは黒瀬が特大の2ランホームランを放ち勝ち越しに成功すると、最終回には井手にも1発が飛び出すなど一発攻勢で試合を優位に展開。
初回、先頭打者本塁打を放った根本(ESCO)
ESCOも最終回に1点を返し追い上げムードをみせたものの、最後は寺嶋が2三振を奪いゲームセット。JBSが乱打戦を制し、単独首位に躍り出た。
IKI 6-3 TDI 堀江が無安打投球!IKIがビッグイニングの6点を守りきり勝利
IKI2番手投手の池谷は2回を1安打無失点の好投を見せた
初回、TDIは無安打ながら四死球と相手のエラーが重なり2点を先制。このままTDIが試合の主導権を握るかと思われたが2回、先発の新が5つの四死球を許すなど突如崩れ6点を献上する展開に。
TDIの松岡はチーム唯一のヒットを放った
TDIはその裏、四球で出塁したランナーが内野ゴロの間に生還し1点を追加するものの、以降得点を重ねられず堀江、池谷の両投手に完璧に抑えられ終戦。6-3でIKIが勝利した。
【MIP=上釜悠矢(IKI)、早崎厚汰(TDI)】
交流戦 SRA 0-12 シチズン 衝撃の4本塁打で快勝!シチズンが交流戦3連勝を飾る
SRA対シチズンの交流戦。和やかな雰囲気の中にも随所に熱いプレーが見られた
初回、シチズンは岡本、佐藤、相沢に1発が飛び出すなど一挙8点を奪い先制。さらに4回、白間にも本塁打が飛び出し4点を追加するなど、この日は自慢の打撃陣による一発攻勢で大量リードを奪う。投げては、佐藤、高野、福田3投手が継投でSRA打線を完璧に封じ込め0封。0-12で勝利し、今季の交流戦無傷の3連勝となった。
【MIP=末光 聖(SRA)、佐藤(シチズン)】
【第31回IPI軟式野球リーグ参加企業】
アイエックス・ナレッジ株式会社(IKI)
ウチダエスコ株式会社(ESCO)
株式会社エイエイエス(AAS)
株式会社SRA(SRA)
SCSK株式会社(SCSK)
情報技術開発株式会社(TDI)
日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)
第31回 IPI軟式野球リーグ
●主催:IT SPORTS連盟
●後援:(株)ベースボール・マガジン社 週刊ベースボール/(一社)日本コンピュータシステム販売店協会(JCSSA)
●協賛:協同乳業(株)/キリンビバレッジ(株)/ゼビオ(株)・(株)ヴィクトリア/フクダ電子(株)/ミズノ(株)
●協力:横浜スタジアム/大宮けんぽグラウンド/ナガセケンコー(株)
【IPI軟式野球リーグとは】
1991年に設立されたIT企業対抗軟式野球リーグ。野球を通じたIT企業同士の連携、社員の活性化、業界自体の認知度向上などを目的とする。今年で31回目を迎えている。
【今節の詳細はこちら】
IPI軟式野球リーグ公式HP
http://www.itsportsleague.jp/baseball/
文=山下貴將 写真=BBM