先発、救援、抑え──。強固な布陣を築くべく、投手陣の整備を進める各球団。キャンプも終盤にさしかかり、実戦も増えてきたとあって開幕へ向けた投手布陣が見え始めてきた。補強選手の状況に現有戦力の成長などを含め、12球団の投手力を総チェック。勝利の目算が立つのは、どこだ!? 評価基準S=不安なし、A=不安ややあり、B=不安あり、C=不安大
評価基準◎=好成績維持or改善の可能性大、○=好成績維持or改善の可能性あり、△=成績低下の可能性or改善の不安あり、×=成績低下の可能性or改善の不安大 【2017成績】 チーム防御率3.22
パ・リーグ1位(1/12位)
先発防御率 3.46
パ・リーグ2位(3/12位)
救援防御率 2.78
パ・リーグ1位(3/12位)
【2018戦力分析】 チーム防御率 総合評価
S 先発防御率 戦力評価
◎ 救援防御率 戦力評価
◎ 
エースの自覚を胸に今キャンプでも黙々と投げ込みを行う東浜は頼もしい存在/写真=湯浅芳昭
先発、リリーフどちらを見ても十二分な戦力に変化はない。昨季、
和田毅、
武田翔太、
千賀滉大と離脱者が相次ぎ、シーズン通じてベストメンバーで戦うことのできなかった状況の中でも先発陣の防御率は3.46だった。今季も中心となる5人はすでに当確。和田が左肩違和感を訴えていたが、連日投げ込みを続ける
東浜巨やフリー打撃で150キロをマークした千賀らの状態は上々。残り一枠も今キャンプでブルペンから力強さが光る
石川柊太を中心に
中田賢一らコマはそろっている。
リリーフ陣の防御率12球団3位という結果もビハインドでの試合で登板したリリーフ陣が追加点を献上しているため。昨季、勝ち継投の一角として8回を任された
岩嵜翔は防御率1.99、“キング・オブ・クローザー”
サファテは驚異の1.09と、まさに「鉄壁」と呼ぶにふさわしい。
五十嵐亮太の腰痛による出遅れはあるが、分厚い選手層でカバーは可能だろう。
また、新風の突き上げが著しいのも強みだ。今キャンプでも第3クールを前に
笠谷俊介(4年目)、育成の
長谷川宙輝(2年目)、
野澤佑斗(3年目)がA組(一軍)昇格を勝ち取った。A組でもさっそく主力選手たちを相手に堂々としたピッチングを披露している。
課題らしい課題は見当たらないが、強いて挙げるならば「先発・リリーフのバランス」だろう。昨季、球団新記録を更新し、パ・リーグだけでなく12球団トップの72試合に登板にした岩嵜を筆頭に、サファテ、
森唯斗、
嘉弥真新也と、登板数リーグトップ10に4人がランクイン。サファテが苦言を呈するなど、シーズン中からリリーフ陣の登板過多は話題となっていた。とはいえ、原因の一つは想定外の先発陣の相次ぐ離脱。だとするなら、先発ローテが安定してさえいれば、リリーフ陣の登板数も安定するに違いない。先発陣としては踏ん張りを見せたいところだ。
2018予想投手陣
【先発】 ◎ 東浜巨
◎ 千賀滉大
◎ R.
バンデンハーク ○ 和田毅※
○ 武田翔太
◎ 石川柊太
【中継ぎ】 ○ 岩嵜翔
◎ 森唯斗
◎ 嘉弥真新也※
× 五十嵐亮太
○ L.
モイネロ※
○
寺原隼人 ○
飯田優也※
【抑え】 ○ D.サファテ
※左投げ。評価基準◎=好成績維持or改善の可能性大、○=好成績維持or改善の可能性あり、△=成績低下の可能性or改善の不安あり、×=成績低下の可能性or改善の不安大