三浦大輔監督1年目で6年ぶりの最下位に沈んだDeNA。巻き返しを期する来季に向けて、レジェンドOBたちが古巣に復帰する。 文=石塚隆 写真=BBM、YDB 鈴木尚典氏は今季までBCL/神奈川の監督を務めていた[左] 秋季キャンプ初日からグラウンドを訪れた斎藤隆氏[右]
実績十分の新スタッフ
今季、6シーズンぶりに最下位に沈んだ横浜DeNAベイスターズ。新たに三浦大輔監督を迎え、DeNA体制になって節目の10周年だったが、望まれていた成果を出すことはできなかった。
今こそドラスティックな変化が必要なタイミング。チーム不振の要因の一つとして、
ラミレス前監督時代からあまり流動のないコーチ陣に責任があるとの指摘もあったが、来シーズンに向け球団は、そこに大きなメスを入れることになった。
11月4日、DeNAはファーム施設であるDOCKで秋季トレーニングをスタートさせた。それに先だってグラウンドに首脳陣や選手、関係者全員が集まったのだが、その輪の中心で紹介され大きな拍手を浴びていたのが、コーチに就任することが決まった斎藤隆氏と鈴木尚典氏だった。
両者は1998年のベイスターズ日本一の主力メンバーであり、現役時代の三浦監督とは苦楽をともにしてきた仲間である。
往年のファンにとってレジェンドである二人の入閣は、先のドラフトで市和歌山高の
小園健太の交渉権を引き当てたことに匹敵するほどのインパクトがあったに違いない。
まず鈴木コーチは・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン