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巨人・荒巻悠 長打力のさらなる開花へ/即戦力と言われて

 


 和製大砲として、ファンに期待を抱かせた。上武大からドラフト3位で入団した荒巻悠は31試合の出場で54打数16安打の打率.296、1本塁打、1打点でルーキーイヤーを終えた。

 春季キャンプは新人で唯一人、一軍で完走。しかし、オープン戦では打率.118とプロの投手に苦しみ、阿部慎之助監督から「ファームで無双してくれ。じゃないと一軍ではなかなか打てないぜ。ファームで手こずっているようじゃ、一軍じゃ無理よ。そうできるように頑張ってこい」との言葉とともに二軍行きを告げられた。

 4月に一軍昇格を勝ち取ると、同18日のヤクルト戦(神宮)に六番・一塁で初スタメンに抜てきされ、プロ初安打をマーク。「やっと出てホッとした。舞い上がらず、心は熱く、頭は冷静にやっていました」と喜んだ。

 4月末の二軍戦で右手中指を負傷するなどしたが、7月9日の中日戦(福島)の2回に、同学年の中日・高橋宏斗からプロ初本塁打となる右越え先制ソロ。同時にプロ初打点もマークし、「センター返しの意識でヘッドがうまく効いてくれました」と自画自賛の一発だった。

 8月11日の中日戦(東京ドーム)を最後に一軍での出番はなかったが、イースタンでは56試合に出場して打率.240、3本塁打と確かな経験を積み重ねた。同じ一塁、三塁を守る岡本和真がポスティングシステムを利用してMLBに挑戦することが発表された中、荒巻の長打力のさらなる開花が、チームに求められている。

写真=BBM
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