交流戦採点 30点 レギュラーシーズン 交流戦前5位→終了時5位 ■その他の球団もチェック! パ・リーグ編 日本ハム・ソフトバンク・ロッテ・西武・楽天・オリックス セ・リーグ編 広島・巨人・DeNA・阪神・ヤクルト・中日 
交流戦でも調子が上がらなかった中田。栗山政権下で初の四番降格の屈辱も味わった
得意の短期決戦でも浮上の兆しはつかめなかった。
ヤクルトとの最終戦[神宮]でエースの
有原航平がようやく一軍に復帰して勝利したのは明るいニュースとなったが、交流戦期間中も先発ローテを結局固定できず、
栗山英樹監督も「ベンチにいる選手、調子のいい選手でやっていくしかない」と試行錯誤しながらのタクトが続いた。
最大の誤算だったのがブルペンだ。
増井浩俊、
宮西尚生、
谷元圭介らが安定感を欠き、さらにはセットアッパーの
マーティンも6月15日の
中日戦で右ワキ腹を痛めて戦線離脱……。チームの生命線である“勝利の方程式”が崩壊し、継投でつないでも、終盤に試合をひっくり返される展開も多かった。
一方の打撃陣も主軸である
中田翔の不振が大きく響いた。全18試合に出場したものの、打率.243、4本、15打点。得点圏打率も.269とチャンスで精彩を欠いた。6年目を迎えた栗山政権下では初となる四番からも一時的に外れるなど、開幕から低調な主砲のバットにいまだ復調の兆しは見えない。
さらには打率4割超えの
近藤健介も右太もも裏を痛めて交流戦中盤で二軍落ちし、わずかに復帰の可能性も残されていた
大谷翔平の状態も上がらずに出場はゼロ。チーム内の負の連鎖は止まらず、屈辱の3年ぶりの負け越しとなった。
その一方で新加入の
村田透、巻き返しを誓う
中村勝らが先発ローテの穴を埋めるピッチングでそれぞれ勝ち星をマーク。打つほうでは中田の代わりに来日3年目で初めて四番を4試合で任された
レアード、交流戦からトップバッターを任されている
大田泰示が奮闘。さらに外野に本格転向してブレークの兆しを見せる6年目の
松本剛らの活躍は苦しい戦いの中での光明となった。

攻守で存在感を放った6年目の松本。外野のレギュラー争いに名乗りを挙げ、ラッキーボーイに
それでもチームの課題はまだまだ山積み。大谷や近藤らケガ人の復帰はもちろんのこと・・・
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