井口資仁新監督のもと、最下位からの巻き返しを狙うロッテ。指揮官の掲げる“走塁改革”の効果がさっそく現れ、足を絡めて得点をもぎ取る形が機能した。一方の楽天は、昨季、旋風を巻き起こした最大の要因である自慢の打線が沈黙。早くもテコ入れを余儀なくされている。 Mの焦点 井口野球の体現。開幕戦での伏線

第2戦の初回、安打で出塁した荻野はすかさず二盗でチャンスを拡大し、先制のホームを踏んだ/写真=高塩隆
5時間に及ぶ死闘となった楽天との開幕戦。延長12回の末に2対3で競り負けたが、井口資仁監督はゲームを前向きにとらえていた。「いい形は作れたと思う。打つことはできたし、足も絡めて塁は進めている」。
迎えた第2戦。走塁改革を掲げてきた“井口野球”が初回からいきなり炸裂する。一番・
荻野貴司が楽天先発・
美馬学の初球をたたいて左前に運ぶと、二番・
藤岡裕大の初球で二盗に成功。わずか2球で無死二塁の好機を作り上げる。藤岡裕は粘りに粘って10球目を一ゴロで荻野貴は三進。三番・
中村奨吾の二ゴロの間に早々と先制に成功した。
伏線は開幕戦の初回にあった・・・
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