勝利の方程式だけが重要というわけではない。ここからは、同点の場面や、これ以上点を許せない場面で研さんを積み、リリーバーとして大成を目指しつつチームを支えている若手たちにスポットを当てる。 ※成績・記録は6月1日時点 写真=BBM 困ったときの守屋
守屋功輝 
26歳/5年目/右投右打
すべては矢野耀大監督のために――。ビハインドの展開でも、リードした場面であっても、マウンドに上がれば、必死に腕を振るだけだ。「今年は絶対に矢野さんの力になりたい。ここまで、ずっと見てくださったので」。
矢野チルドレンの一人だ。昨季は二軍で勝利の方程式を任され、チーム最多の39試合に登板。ファーム日本一にも大きく貢献した。矢野監督も常々「守屋は絶対に一軍でも通用する!」と、ずっと言い続けてきた。だが、守屋はこれまでプロ4年間で計9試合の登板にとどまるなど、なかなか思うように結果を残せていなかった。
「きっかけさえあれば……と言われ続けてきた。見捨てずに、チャンスをくれたのが矢野監督。(恩返しは)まだまだ足りないですよ。シーズンが終わったら、力になれたと思えるように気を緩めずにやっていくだけですから」
今季はここまで22試合に登板。5月15日
巨人戦(東京ドーム)では、プロ5年目で初勝利もマーク。「困ったときの守屋」になりつつある。
打者の胸元をえぐる直球は150キロを超える。温厚な性格だが、登板を重ねるたびに自信も付け、今ではマウンドで・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン