無観客ながら、全国各地のスタジアムでプロ野球の熱戦が繰り広げられた。120試合に短縮された異例のシーズン各チームはどんな形で滑り出したのか。そして、特別な思いや収穫、誤算は見られたのか。開幕3カード1試合をピックアップし、各チームの「焦点」に迫った。 ※情報は6月21日現在。写真=高原由佳 
チャンスで三振に倒れる王。五番起用の期待に応えられなかった
3連覇を目指す西武がストロングポイントの強力打線だけでなく、投手陣もまずまずの力を発揮。一方の日本ハムは勝ち越しはしたが、打線のつながりに課題を残した。 【Fの焦点】封じられた「大王」
相手の先発は
ニール。昨季の対戦成績も4試合で0勝3敗と苦しめられた。チームは初回からこの難敵に一番の
西川遥輝が10球、二番の
大田泰示が7球とヒットこそ打てなかったが、粘りを見せて1回だけで助っ人右腕に20球を投げさせた。その影響も少なからずあったと思われる2回表、先頭の
中田翔が左翼線に二塁打。無死二塁の絶好のチャンスを作る。打席には五番・
王柏融。
有原航平が抜群の立ち上がりを見せていただけに、ここで先制できるか否かが大きな分岐点だった。
だが・・・
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