3月18日、甲子園で開幕する「第94回選抜高校野球大会」。今年の注目は新2年生4人だ。通算50本塁打を誇る佐々木麟太郎(花巻東高)を筆頭に大物感たっぷりの16歳たちは、甲子園で“真怪物”の証しを見せられるか。 文=岡本朋祐(アマチュア野球編集長) 
昨年の明治神宮大会でも、そのパワーで度肝を抜いた佐々木[花巻東高]
佐々木麟太郎[花巻東高] 通算50本塁打の“新怪物”
佐々木麟太郎は1年秋の終了時点で、通算50本塁打を放っている。主な高校生で歴代1位とされる111本塁打を記録した早実・
清宮幸太郎(現
日本ハム)は、同時期に22本塁打。練習試合も含まれた数字で、単純比較はできないが、規格外のスラッガーであることは間違いない。すでに「2023年のドラフト候補」として、今春のセンバツでもNPBスカウトから視線を集める。本人は冷静だ。
「まだ高校野球が長いので、先は明確に見えていません。上の世界は目指しているんですが、通用するような力をつけ、そのレベルに近づけるように。高校で成長し、まずは高校生活をしっかりやることが第一目標」
父・洋さんは花巻東高の監督。幼少時からグレーのユニフォームは身近にあり、
菊池雄星(21年はマリナーズ)、
大谷翔平(現エンゼルス)が躍動する姿を見て、同校以外でプレーする選択肢はなかったという。
中学時代は・・・
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