「マイナス43勝」に秋山監督は途方に暮れたはず
現代に特有の現象だ もうペナントレースが始まってしまいましたが、スポニチ(東京版)の3月27、28日付で両リーグの順位予想を他の13人の専属評論家と一緒にやりました。オレが一点だけ強調したいのは前年より「マイナス43勝」の
ソフトバンクに何としても勝ってもらいたい、これです。
80年近くになるプロ野球の歴史の中で、前年の勝ち星のうち43勝が消えちゃうなんてのは史上初でしょう。悪名高い、あの
巨人の別所引き抜き事件(1948年暮)で南海(48年優勝)のマイナスは26勝。小山(
阪神)-山内(大毎)の世紀のトレード(63年暮)で阪神のマイナスが14勝、といったところが、オレの思いつく大マイナスですが、その翌シーズン、別所を引き抜いた巨人は優勝、引き抜かれた南海は4位。小山を出した阪神は優勝、もらった大毎(東京)は、小山が30勝したのに4位という結果になりました。
「まあ、そうだろうな」とオレは思います。巨人は48年2位なんだから26勝プラスなら勝ちますよ。チーム最多勝が消えた南海が意気消沈でBクラスというのも分かります。阪神のマイナス14勝は山内が四番に座ったことで帳消しというのも分かる。大毎(東京)は63年に負け越し21の5位。小山が30勝したって即Vは難しい。64年の東京は勝ち越し9の4位。小山の30勝分上積みというまことに正直な結果が出ています。だから、この2例は、関わった4球団それぞれのファンは「そんなとこだろう」と納得したハズです。
しかし、ソフトバンクのマイナス43勝というのは先の2例とはまるで違います。帆足の9勝はあるけど、いくら日本一チームと言ったって、このマイナスをどうやって補いをつければいいのか・・・
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