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栗山巧 外野手 #1

結果とリーダーシップで唯一無二の存在に

 



 08年最多安打、10、11、13年全試合フルイニング出場、08、10、11年ベストナイン、10年ゴールデングラブ受賞、そして、今季は4月16日のオリックス戦(西武ドーム)で1000本安打、7月2日のオリックス戦(京セラドーム)で1000試合出場達成。輝かしい成績・記録を見ると忘れがちだが、ライオンズの顔・栗山巧は、ドラフト4巡目指名での入団だった。

 02年の入団当初から二軍の打撃コーチとして携わっている田辺徳雄(現一軍打撃コーチ)コーチは、「ドラフト4位だったけど、入ってきてからの練習姿勢が、他の選手とは全然違った。自分のやるべきことを分かっていた」と、振り返る。外野手として入団したが、1年目は三塁手として起用された。内野守備は外野以上の守備練習時間が必要だったため、どうしても打撃練習に費やせる時間が減り、成績にも影響が出ていた。

 武器である打力を生かすため、2年目からは再び外野手へ。自分の生きる道が打撃だと認識した栗山は、とにかくバットを振った。「こっちが言うことをそのまま全部聞き入れるのではなく、まずやってみて、自分には必要ないと思えば削り、必要だと思えば取り入れて、自分の形をコツコツと作り上げた」(田辺コーチ)

 自分のスタイルを確立しながら二軍で結果を残すと、04年9月24日の近鉄戦(大阪ドーム)で一軍初出場・初安打を記録。翌年、一軍に定着すると、年々着実に結果を残し、一流選手へと成長した。そして、いまなお進化の途中である。チームでは、昨季から主将を務める。プレーでも人柄でも仲間を引っ張ることのできる、チームの中で唯一無二の存在だ。
オーロラビジョン

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