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日本ハム 中田翔内野手・目指すは2年ぶりの打点王

 



 利己主義を捨て、2年ぶりの勲章を狙う。中田翔がスラッガーとして、四番としての最高の栄冠を射程圏に捉えている。8月終了時点で91打点はリーグ単独トップ。西武メヒアソフトバンクの内川らとデッドヒートを展開して9月に突入した。2014年に初めてのタイトル獲得になったのが、この打点王。優勝争いを展開する中だけに「自分のことはどうでもいい」と無関心。だが何よりのチームへの貢献が、ポイントゲッターとして使命を果たすことを肝に銘じている。

 苦しみながらの1年で最低限の働きを見せてきた。8月を終えて打率は物足りない.251。本塁打は5年連続で節目に到達はしたが20本。「打撃が腐っている」と本来のスイングができない中でも、状況に応じて仕事をしてきた。一番・西川、三番・大谷が好調で高出塁率を誇る。そこで生まれた好機を得点につなげる役目。時に犠飛狙いに徹するなど、献身的に局面と向き合ってきた。

 チームは4年ぶりの優勝を目指して、ソフトバンクとマッチレースを展開。栗山監督は「ここからは主役がやってくれると信じている」と、主砲の大爆発に命運を託した。順調であれば3年連続の100打点は確実な情勢。キャリアハイだった昨季の102打点を更新する可能性も十分にある。もちろんその先にタイトル獲得、ペナント奪回がある。中田は「ここまできたら、もうやるだけ。死ぬ気でやるしかない」と有終の秋を目指す。
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