
2019年の都市対抗決勝、初優勝のマウンドにいたのは、DeNAから9年ぶりに古巣に復帰した須田だった/写真=松田杏子
現状維持は後退の始まり。進化し続けるベテラン右腕
2011年から18年まで在籍したDeNAから古巣・JFE東日本に復帰して2年目、
須田幸太(早大)は今年7月で34歳になる。今季も選手専任。ベテランの自覚を口にする。
「これからは、1年1年が勝負。ダメならばスパッとやめる覚悟でいる。一番の目標は都市対抗連覇。個人のことは、考えないようにしている」
須田は18年限りでNPBから戦力外通告を受けている。現役の続行の道へ、手を差し伸べたのは元チームメートで、4歳上のJFE東日本・落合成紀監督(東海大)だった。
「毎年1月、ウチのグラウンドで自主トレをしており、冗談交じりに『プロでダメだったら、戻ってこいよ』と話をしていたんです。須田はずっと『このチームは上(日本一)を狙える』と言っていました。会社に恩返しをしたい思いが強かったようで、昨年1年間は有言実行で・・・
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