
クリーンアップ、三塁として攻守のカナメとなる主将・大音。チームの勝利のために、率先して動いていく[写真提供=東京大学野球部]
連敗阻止へ全力を注ぐ赤門のチームリーダー
昨年12月19日。東大球場で東大の4年生たちの引退試合が行われた。その後、背番号「10」のユニフォームが、前主将の笠原健吾から新主将の大音周平(4年・湘南高)に引き継がれた。大音は笠原から「大変だけど、1年間やり切って。大音なら、できるよ」とエールをもらった。
2人は湘南高(神奈川)時代の同級生。大音が大学入試で1浪したため、東大では1学年下になった。
昨年、大音はキャプテンナンバー「10」を背負う笠原の姿を見てきた。
「昨年はコロナ禍でイレギュラーなことがあり、4年生が決断することが多くて大変そうでした。そんな中でも笠原はしっかり練習に取り組んでいました。高校時代は試合中、感情の起伏が激しいタイプでしたが、感情を表に出さないように意識。成長したな、と思って見ていました」
大音は2年春から正捕手となり、以降、全試合に出場している。高校時代も主将を務めており・・・
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