勝負の3年目を迎え、自然と目の色も変わる。何としても、“まずは”支配下選手に――。2人の師匠から学び、スタートラインへの光が見えた。 
外野手/育成3年目/20歳
育成選手は3年で一つの区切りを迎える。3年目は言わば勝負の年だ。「がむしゃらにやるだけ」。
田城飛翔は語気を強めた。
身体能力の高さと巧みなバットコントロールで1年目から二軍出場を果たすも、思うような結果が残せず「何かが違うんだなと思った」。その違いがはっきりとはつかめぬまま、翌年の二軍出場はわずか1試合。打席に立つことはなかった。
悔しさが田城を突き動かした。今年1月の自主トレで、
中村晃に弟子入りを志願。球界屈指の打撃職人から「タイミングの取り方」を徹底的に教わった。二軍打撃コーチに就任した
新井宏昌氏との出会いも、田城を変えた。新井コーチと言えば、
イチロー(
オリックス時代)を・・・
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