
エンゼルス・大谷翔平[写真=Getty Images]
エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地でのアストロズ戦に「3番・指名打者」で出場した。第5打席まで2つの申告敬遠を含む4つの四球で歩かされ、1打数無安打。試合は延長10回までを終え、5対5の同点となっている。
アストロズの先発は今季11勝を挙げている右腕
ガルシア。大谷は同投手との相性がよく、今季の対戦成績は11打数4安打で本塁打も2本マークしている。同投手も大谷を意識してか、初回2死走者なしでの第1打席、4回先頭での第2打席と2打席連続の四球。4回の出塁時には二塁への盗塁を試み、セーフのタイミングだったが足が離れてアウトとなり、惜しくも今季24個目となる盗塁は失敗に終わった。
6回2死走者なしでの第3打席は一ゴロ。0対3から一挙5点を挙げて逆転に成功した7回の第4打席は、2死二塁の場面で申告敬遠で歩かされた。試合は5対5の同点で延長戦に突入。大谷の第5打席は10回先頭で回ってきたが、延長戦は無死二塁からのスタートとなるため再び申告敬遠。前日は10試合ぶりの45号を放った大谷だが、2つの申告敬遠を含む4四球で勝負されず、期待された2試合連続の本塁打は第5打席まで出ていない。
本塁打王争いはこの日、46本で首位に立つブルージェイズの
ゲレーロJr.は3打数2安打とマルチ安打を記録したものの本塁打はなし。同じく首位タイのロイヤルズのペレスは試合中止で、ともに大谷との差は1本のままとなっている。3チームともに残りは10試合、本塁打王争いの行方は最後まで目が離せない。
また、大谷の次回登板は本拠地最終戦となる26日(同27日)のマリナーズ戦に決まった。投手としては今季ここまで22試合に登板して9勝2敗、防御率3.28。本拠地での登板は12試合で6勝0敗、防御率2.02と好投を見せており、ベーブ・ルース以来103年ぶりとなる2桁勝利&2桁本塁打の偉業達成に期待がかかる。